【田舎で子育てリアル体験談】どんな高等教育にも勝るメリットとは

崖っぷちの移住を経て、
田舎暮らしを120%味わい尽くす日々を、
面白おかしくお送りします〜👏✨


▽前回のお話▽

【地域の交流イベント】リアルな声をお届けします in 大月&都留

2022年10月1日

大月市と都留市の交流会が開かれました。
絶品料理の数々に、
自然と笑顔になる参加者💖



今回は東京23区から、

山梨県大月市へ弾丸移住した5人家族の

リアルな体験談をお届けします!

移住前は不安や心配がたくさんあって、

泣きながら思い悩むこともありました…!!

しかし”案ずるより産むが如し”

といったことわざ通り、

地方移住は、やってみなければ

わからなかったことばかりでした。

その中でも小学生、

未就学児の子供たちにとって、

田舎暮らしがどれほど贅沢で

貴重な環境かがわかったので、

超個人的な意見ですが、

紛れもない実体験、リアルな情報を

お伝えしたいと思います!

田舎暮らしに興味があるけど

行動に移すまでは考えられない、

ネガティブな情報もある中で

移住者の実際の声を知りたい、

どんなメリットがあるのか聞いてみたい、

そんな方はぜひ最後までお読みください😆

家が広いから暴れ放題

東京都の持ち家率は全国最下位という

データがある通り、

東京に住んでいるファミリーは、

地方に比べて家を買うという

選択肢が少ないようです。

土地代が高いことや転勤家庭が多いこと、

住宅が密集しているので

隣との距離が近いなど、

実際に住んでいても感じた

納得の理由が挙げられます。

さらに持ち家といっても、

戸建てではなくマンションの

一室を購入する家庭も多く、

そうなると共有スペースがあるので

近隣への配慮が必要になり、

あまり自由度は望めない

といったケースもあります。

比べて地方では、真逆の理由+実家を

そのまま引き継いだりして、

賃貸で暮らしている子育て世帯は

少数派となっています。

さらに我が家もそうですが地方に住んでいると、

「空き家を貰ってくれないか?」

といったお話をいただいたり、

思わぬ朗報が飛び込んでくることも

珍しくありません。

どんなに気をつけていても

小さい子供がいると

どうしても壁や床は汚れるし、

人から借りているものだと気を使います。

我が家は中古戸建て物件を購入したので、

子供達がどんなに暴れようとも

賃貸よりは寛容になります。

(親の気苦労は絶えないですが笑)

子供にとっては自由な遊び場が

出来てよかったと思っています!

広い土地を自由に使える

地方は土地の広さに対して人が少ないので、

どこへ行っても行列や混雑とは無縁で遊べます。

なんなら貸切状態なことも珍しくありません。

さまざまな体験イベントも

ゆっくりじっくり出来るので、

一回一回の満足度が違います。

市内で行われた玉ねぎ詰め放題の

イベントの記事でも書きましたが、

こんなに贅沢でいいのでしょうか!?

と思わず聞きたくなるくらいです。

贅沢な市内のイベント記事です

【大月玉ねぎ詰め放題】どんなイベントもゆったり楽しめる!!それが地方の良い所!

2022年7月23日

大人がいっぱい(みんなで子育て)

東京で暮らしていた頃は、周りの友達も

みんな小さい子のいるママ達でした。

子供が多いことで子育て環境は整っていたのですが、

近しい人は子育ての真っ最中だったので、

みんながみんな忙しなく暮らしていました。

ママ友と愚痴を言い合ったり、

一緒に出かけたりするのは

とっても楽しく充実していたのですが、

人の家の子まで面倒を見る余裕はありません。

しかし地方に越してきたら子供が少なく、

大人や近隣のおじいちゃんおばあちゃんが多いので、

子供の数に対して圧倒的に大人が多い状況です。

それは地方が少子高齢化の縮図となっているという

意味でもあるのですが、私個人の意見としては、

地方に来てたくさんの大人の中で

子育てをしている今の方が、

明らかに母親の負担、

特に精神的な部分の負担が軽減されています。

これがキッカケで私の中で、

「子供は地域のみんなで育てるべき」

という意見が確信に変わりました。

少人数学級

我が子の通っている学校は、1学年10数人です。

先生1人に対して子供が少ないので、

手厚い教育環境である事は間違いありません。

大人数の学級から学べる事はもちろんあるのですが、

うちの子たちに関しては、

自分のペースがある程度保てる

今の学校生活が合っていたようでした。

その証拠に小学3年生で転校を経験した長女も、

「山梨の学校の方が好き!」

というほど伸び伸び楽しく通えてるみたいです。

山梨では全国初の25人学級を

2021年から始めているので、

少人数制学級から得られるものや、

その環境が注目されているのは確かですね。

本物の物作りが体験できる

地方で暮らしている人たちが、

家や物を自分で直したり作ることが

当たり前なのに驚きました。

屋根のペンキを塗ったり、

板材を買ってきて小屋を作ったり、

東京ではお金を払ってやっていたことを

自分たちでやっています。

それを見ている子供たちは、

リアルな物づくりの現場を学んでいると同時に、

失敗や軌道修正の様子も全部見ています。

それはテンプレート的な綺麗事ではなく、

本物に触れる貴重な経験となっています。

例えお金を払っても学ぶ事ができない経験です。

専門家が近くにいる

革職人、陶芸家、米やブドウ農家、

植木屋、内装屋、塗装屋、音楽家、

二拠点ワーカーのウェブクリエイターやデザイナー。

地方には大企業がいくつもないので、

自然と自営業の人が多くなり、

それによって専門スキルを

身近に学べる環境があります。

さらに本業の他に、

二足や三足の草鞋を履きながら

生活している人も多いので、

枠にはまらない働き方が身近に

感じられる環境になっています。

それは言うなれば、

学校のカリキュラムにある、

”職場体験”のような毎日を

過ごせているということになります。

様々な職や生き方に触れて学ぶことによって、

将来の選択肢を広げる可能性にも

繋がっていると感じています。

五感を磨ける

これは1番のメリットと言えるかもしれません。

東京と比べて、自然豊かな事による五感の刺激です。

感性(季節の移ろい)

春の草木の芽吹き、夏のスイカ割り、

秋の落葉と紅葉、一面の雪景色、

朝焼けや夕日、笠富士など、

1年を通して心が感動する

出来事がとっても多いです。

夏はあつ〜く、

冬はさむ〜い、

この地域ならではの四季の変化の

楽しみかもしれません。

嗅覚(自然の匂いがわかる)

草花や森が多いからか、夏の匂いや

雨の匂いがハッキリと感じられます。

これは作られた自然環境でないからこそ

わかるものであって、

その場にいないと嗅げない貴重な香りです。

聴覚(雷が近くで落ちるw)

移住後に実際にあったのですが、

雷がすぐ近くの山に落ちて大爆発を

起こしたような落雷音を聞いたり、

虫や鳥、カエルや山羊の鳴き声も

頻繁に聞こえてきます。

視覚(生き物を間近で観察できる)

巨大ミミズや、

アオダイショウが家の敷地内に

いたこともありました!

末っ子が男の子なのですが、

どんどん興味が湧いてきて、

いつか家にヘビを捕まえてこないか

ハラハラしてます笑

味覚(季節のものを食べられる)

スーパーでは通年通して

様々な野菜や果物が並んでいましたが、

畑をやっていると自然と

旬がわかるようになります。

旬のものを食べるのは体に

とってもすごく大切な習慣なので、

収穫から調理まで一緒に楽しんでいきたいです。

豊かな食生活が実現しやすい

前項と繋がりますが、

私の住んでいる地域は、

有機野菜・無農薬野菜を育てている人の

人脈ができやすい土地柄なのか、

安心安全なお野菜がグッと身近になりました。

東京にいた時と比べて

スーパーに行く頻度が減って、

こだわりの野菜を食べる頻度が増えたのです。

さらに鶏を飼っている友達から

生みたての卵を貰ったり、

山に山菜を取りにいったり、

湧き水を飲んだり、

それを東京で販売したら

良い値段になるようなことが、

こんなに日常的であっていいのか!?

と、驚きの毎日です。

地方のポテンシャルは底知れません。

地方のポテンシャルの記事

【食糧危機が嘘みたい】依存しない暮らしを体現している地方の人々

2022年9月10日

上記の記事では、

食糧危機もまるで違う世界の話のような、

地方の秘めた底力を伝えています。

子供たちの『生きる力』を養える

これらのメリットは、つまるところ、

子供たちの『生きる力』になっていると思っています。

机上ではない、

シミュレーションでもない、

実際に触れて感じるリアルが何よりも大切で、

それに勝る経験はないからです。

人生の困難にぶつかった時や、

重要な決定をしなければいけない時に、

ここで培った価値観や経験値が必ず活きてきます。

暮らしをクリエイティブして

生きている人が周りにいるから、

子供たちも困難を自分で考え乗り越えていく直感力が、

どんどん養われている暮らしです。

東京での暮らしで学んできたこと、

経験してきたこと、

出会った友達、

過ごした時間はかけがえの無い大切な時間でした。

しかし、地方には計り知れない

可能性が眠っていたんだなと、

移住してみて初めて気づきました。

お金を出しても経験できない、

しかし幼少期にさせたい貴重な経験ができることは、

子供たちの最大の財産になっていると思います。

こちらから与える教育などではなく、

地球と共に遊びながら学んでいる姿を見ると、

越してきて本当に良かったと心底思えます。

お母さんが笑顔になる

そして最後に、お母さんである

私のメリットで締めたいと思います。

今まで挙げたメリットからもわかるように、

  • ・大人の手がたくさんあるから、子供がお母さん1人に偏ることがない

   →それによって心の余裕が生まれる

  • ・顔見知りが増えるからちょっとした会話や相談ができる

   →1人で抱え込まないで良い

  • ・心身の余裕が生まれたことによって自分の時間が得られる

   →趣味やスキルを磨く余裕が持てる

   →自己実現の機会が増える

といった好循環がどんどん生まれていっています。

子供を産むと自分のやりたかった事や、

自分にかける時間が激減するので、

自分の気持ちや夢への優先順位を下げて

子育てをしているお母さんはいっぱいいます。

何を隠そう私もその一人でした。

子育ては楽しいし、大好きな事なのですが、

やはりふとした瞬間に、

「お母さんでも妻でもない、私個人の、

1人の女性としてやりたかった事ってなんだっけ?」

と思い悩むこともありました。

それが、地方でみんなで子育てをしながら、

豊かで美しい自然と共に生きる生活に変えた事によって、

自分へベクトルを向ける余裕ができるようになりました。

地方に移住したからといって、

誰もが悔いなく暮らしているかといったらそうでは無いと思います。

やっぱり都市部がいいな、と思って

戻っていく人もいると思います。

しかし我が家にとっての理想の暮らし、

理想の子育ての答えは全て地方にあったといえますし、

なんでも興味を持ち、

全力でその瞬間を楽しむ気持ちで飛び込んでいったから、

今があるとも思っています。

地方で出会った人々、

コミュニティー、

自然、

環境、

空気感、

それは子供だけではなく、

親である私たちも全部丸ごと笑顔にしてくれました。

こんなに温かくて豊かな世界があることを

実体験として知ってしまったので、

届くべき人に届いて欲しい思いで、

ブログを1年10ヶ月書き続けています。

ぜひ、これからもローカルディスタンス「大月ラボ」のブログを

楽しみにしていてください!!



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