キッズ×運動・子供の発育発達・子どもとの接し方etc…
ママ・パパにとって有益な情報をお届けしてます♬
こんにちは!
1歳のおてんば娘のママMIZUKIです^^
今回は、
以前も少しお話した 「運動神経抜群になるには、なぜ様々な身体活動(運動)の経験が必要なのか?」
「では、各専門的競技はいつから開始することが望ましいのか?」
を少し深堀して話していきます。
早期に1つのスポーツに特化したプログラムと様々な運動を盛り込んだプログラムの違い
以前何度も 運動は基礎土台(基礎運動能力)が大事です!!
コーディネーショントレーニングをお勧めしてきました。
ここに関して深堀していきます。
コーディネーショントレーニングは、走る、跳ぶ、投げる、回るなど
基本的な動作から、コーディネーション能力を養い、
さらに心肺持久力など競技において必要なスキルの土台となる部分を
多面的に伸ばしていくプログラムです。
基礎運動能力向上の様々なプログラムを行うことによって、
子どもたちは幅広い適応能力を身につけることができます。
それによって、競技の専門的トレーニングの中で起こりやすい
ケガや障害、心の問題を未然に防ぐことができ、
さらに高いレベルの専門的スキルに適応することができます。
では、早い段階で1つの競技をスタートした場合と、
基礎運動能力の向上プログラムを行う場合を比較したいと思います。
早い段階で1つの競技をスタートした場合
- すぐにパフォーマンスが上がる
- 15~16歳でパフォーマンスのピークを迎える
- 競技実績にムラが出る
- 18歳までに燃え尽きる選手が多く、競技を離れやすい
- ケガが多い(無理な適応を強いられることが多い)
基礎運動能力の向上プログラムを行う場合
- ゆっくりだが着実なパフォーマンス向上
- 身体的、精神的にも成熟した後にパフォーマンスのピークを迎える(18歳以降)
- 着実な競技実績
- 競技人生が長い
- ケガが少ない
いかがでしょうか?
いかに基礎運動能力を培うことが大切かわかります。
発育に応じた適切なトレーニング時期
子どもをトップアスリートに育てようと日々奮闘しているパパ・ママ。
本当にそのやり方あってますか??
子どもをあまりにも早い段階で専門的競技に参加させると、
心身に過剰なストレスがかかり、孤独、不安、苦痛といった
かなりマイナスな体験をもたらすことがあります。
さらに、結果を追及するようなトレーニングを続けていると、
多くの子どもはアスリートとして成熟期を迎える前に
競技をやめてしまう傾向にあります。
そして、心身的にストレスがかかった状況が続くと、
いい競技成績どころか、最も大切な子どもの健全な成長すら脅かされてしまうのです。
子どもに過剰なストレスを与えることなく、
楽しいを一番に考えた運動を行うことにより、
のちの才能開花に必要なスキルの準備がされるのです。
焦らず長期的な計画をすることによって、
子どもたちの運動能力を伸ばすことができます。
では、どのような長期的計画を立てればいいのか?
発達段階別に見ていきましょう。
児童期(6~10歳頃)
☆トレーニング開始時期☆
スポーツのためのトレーニング開始目安、より複雑なスキルの基礎を身につける。
【内容】基礎運動能力向上プログラム
思春期(11~14歳頃)
☆運動能力形成期☆
徐々に競技専門基礎を構築していく。
【内容】運動能力開発プログラム
青年期(15~18歳頃)
☆競技専門化期☆
専門的に始めるスポーツを決め、競技のトレーニングを開始する。
【内容】競技専門的トレーニング
成人期(19歳以上)
☆ハイパフォーマンス期☆
選択した競技において最高のパフォーマンスを追及するためのトレーニングを行う。
【内容】ハイパフォーマンス
※解剖学的年齢、生理学的年齢を考慮しているため年齢の幅があります。
各競技の適切な競技開始年齢
上記で発達に応じた適切なトレーニング時期を上げてみましたが、
競技によって身体への負荷や、スキルの難易度も変わってくるため、
適切な開始年齢が多少変わっていきます。
陸上(短距離、長距離)、野球、サッカー、バスケットボール、
テニス、水泳(男、女)、バレーボール で見ていきましょう。
競技 | 開始年齢 |
短距離走 | 10~12歳 |
長距離走 | 14~16歳 |
野球 | 10~12歳 |
サッカー | 10~12歳 |
バスケットボール | 10~12歳 |
テニス | 7~8歳 |
水泳/女子 | 7~9歳 |
水泳/男子 | 7~8歳 |
バレーボール | 10~12歳 |
※ここではすぐに専門的スキルのトレーニングのみではなく、基本的にはまだ基礎運動能力開発プログラムと競技専門トレーニングを織り交ぜ、楽しみながら行うことが必要。
まとめ
今回は、競技を始めるうえで一番大切な時期の話をしました。
正しい知識を持ち、子どもたちの心身を第一に考慮しながら
スポーツ活動に参加させてあげましょう。
また、競技開始後の子どもとの接し方等コミュニケーション面に関しても
また書いていけたらいいなと思います。
最後まで閲覧ありがとうございました♬