キッズ×運動・子供の発育発達・子どもとの接し方etc…ママ・パパにとって有益な情報をお届けしてます♬
こんにちは!
1歳のおてんば娘のママMIZUKIです^^
今回は、スポーツを行っている子どもに多い
スポーツ障害 についてお話しします。
まだまだ成長段階の子どもたちの身体は、
運動による過度な負荷に耐えられずに
障害が発生してしまうことが多くあります。
こうしたスポーツ障害は、
なってからでは遅く、
最悪の場合生涯にわたって
様々な弊害を起こす可能性があります。
スポーツ障害を予防するためには、
スポーツ障害の原因やそれに関する正しい知識を
持つことがとっても大切です。
今回は、スポーツ障害の中でも
多く聞かれる3つをご紹介します♬
ひじの損傷(野球肘)
【原因】
野球選手(ピッチャー)に
多く見られることで有名な野球肘。
その他のスポーツでも同様の症状が
見られることがあります。
陸上(やり投げ、砲丸投げ)、
アメフト(クォーターバック)、
ソフトボール等。
主な原因は、
十分な強度を持っていない成長期の子どもの
骨や軟骨、靭帯や腱に対して
何度も繰り返し動作を行い
過負荷がかかることです。
それによって痛みや損傷が起きてしまいます。
【症状】
・原因の動作と同じ動作をしたときや、そのあとにひじの痛みを感じる。
・ひじ関節の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる。(何かつっかえているような感覚)
・痛みによってひじが動かなくなる。
【予防/改善策】
・原因動作を特定し、正しいフォームに改善(手投げはひじへの負担がかなり大きいです)
・オーバーユース(過度の繰り返し)を防止する。(投球数の管理、制限)
・運動後のアイシングの徹底。
・前腕と肩の筋力強化。
下腿疲労骨折
(実は私も経験しましたw)
【原因】
陸上(長距離)やバスケットボール、
サッカー、ハンドボール、ラクロスのような
長時間地面からの衝撃を受ける
スポーツ選手に多く見られる症状です。
原因は、小さな力が繰り返し加わることにより
骨にヒビが入りそのヒビに
さらに負荷がかかったことです。
脛あたり(脛骨)、
足の真ん中あたり(中足骨)に
多く発症します。
そして男の子よりも
女の子のほうが発症率は高いといわれています。
【症状】
・痛みと腫れ(特に骨の周辺の痛み)
※下腿疲労骨折は シンスプリント(腱膜の炎症)と勘違いされることが多いです。
しかし、疲労骨折の場合
長期にわたって進行が進み、
長期の治療や療養が必要となります。
早期に発見し治療することで、
競技への復帰期間も短くなります。
子どもが骨周辺の痛みを訴えたら、
勘違いすることなく
整形外科の受診をお勧めします。
【予防/改善策】
・質の良いインソールや靴を使う。
・オーバートレーニング(過度なトレーニング)を防止する。
・カルシウムを十分に摂取する。
・床を選ぶ。(私の場合コンクリートの上での高強度トレーニングによる疲労骨折でした)
・6~8週間の安静(この期間も水泳などの衝撃のかからない有酸素運動を継続させることをお勧めします♬)
慢性腰痛
【原因】
種目やレベルを問わず、
多くの選手が経験する慢性腰痛。
もちろん小学生や中学生の頃から
発症する選手も少なくはありません。
実際私自身も中学生のころから
慢性腰痛に悩まされ、
接骨院での治療を続けていました。
原因は様々ですが、スポーツに関連するものでいうと
「腰椎分離症/すべり症」
(腰椎のずれや折れによる神経の圧迫)や、
「筋・筋膜性腰痛」(腰周辺の筋肉の疲労等)、
「椎間板ヘルニア」
(椎間板の破損による神経の圧迫)等が上げられます。
若いうちの腰痛の上記で上げた症状のほとんどが
過負荷によるものです。
(大人が発症する腰痛の原因とはまた違ってきます。)
しかし、自分のお子様が腰痛を
発症したが原因不明と
診断を受けた方は
少なくはないのではないでしょうか?
私のレッスンに参加していただいた方は
ご存じかもしれませんが、
実は腰痛の85%は
原因不明と言われているのです!!
多くは、悪い姿勢をとりすぎているための
腰への負担による炎症等です。
ということは、
体幹の筋力不足や筋の柔軟性の不足、
身体のバランスの悪さを改善せずに
負荷のかかる運動をしたことが原因だと
私は考えています。
(これに関しては大人も同じです。)
そして、痛みを放置し続けた結果
病名の付くスポーツ障害を
発症してしまうということです。
【症状】
・腰や臀部、モモウラの痛み。
・3か月以上続く痛み。(軽くなったり、ひどくなったり 様々)
【予防/改善策】
・体幹の筋力強化。
・下半身の筋の柔軟性の向上。(モモウラと腸腰筋を重点的に)
・姿勢のチェック。(猫背や反り腰等)
※上記の2つを行っていれば姿勢の改善が見込めます。
・適切な休息と運動量の設定。(身体組織が成長途中な子どもアスリートは、筋肉や骨が弱いのでオーバーユースに気を付けましょう)
まとめ
今回は様々なスポーツ障害をご紹介しました!
この3つに共通することは、
オーバーユース、オーバートレーニングなど
過度な運動は控えましょうということです。
何度も出てきましたが、
子どもの身体はまだ出来上がっていない成長途中の段階です。
そして、
一番信頼があり一番身近な大人である親が
きちんと正しい知識を持ち正しい判断をすることで
子どものケガは大いに防ぐことができます^^
その時期にあった適切な運動を選択し、
ケガを予防しながら楽しく運動を行いましょう♬
今回も最後まで閲覧ありがとうございました♬