自分の住む場所でどんな町おこしが面白いか考えてみよう!

 

先月、数年ぶりに兵庫県の実家に里帰りしてました。

実家からほど近い距離にある

“福崎町”

という場所があります。

そこでは面白い町おこしをしているので今日は紹介したいと思います。

最初に興味を持ったのは5年前。

池の中から突如出てくる

カッパの”ガジロウ”が観れるという情報をSNSで話題になっているのを知り、気になっていました。

かなりインパクトのあるもので

見た目は可愛いカッパではなく、おどろおどろしい造形物。

数十分に一回、池からカッパがブクブクと音を立てて現れます。

↓コレw

※1日数回定時になるとカッパが池から顔を出しますw

福崎町の人口はおよそ2万人。

ほぼ大月市と同じくらいです。

観光客に関して、もともとかなり乏しい田舎町だった様です。

もちろん田舎ですから、

自然や、その土地に残る歴史はたくさんあります。

ただ、実家からほど近いにもかかわらず

以前は訪れる理由がぶっちゃけありませんでした。

そんな福崎町の町おこしが始まったのは約7年前。

今までは可愛いカッパのゆるキャラを推していましたが、

ゆるキャラブームの中では存在感が薄いものでした。

そこで登場したのが「カッパのガジロウ」

カッパの中でもずば抜けて不気味さ全開です。笑

当初は地域住民から、

気持ち悪い、怖いなどかなり反対意見も多く

なかなか理解を得られなかったそうです。

まぁ税金がこれに変わったら皆、びっくりするでしょうね!笑

個人的にはすごく好きですが!

しかし、この一見無謀な町おこしの形が、

SNS(インスタグラム)などをきっかけに、

強烈なインパクトとして様々なメディアにも取り上げられるようになりました。

今では辻川山公園内(柳田國男の生家)ガジロウの池や妖怪の銅像などが多数存在します。

以前は辻川町公園内だけで妖怪の銅像などが設置してありましたが、

町おこしの一環として、

店先に、妖怪のオブジェと一緒に写真を撮れる「妖怪ベンチ」という名のSNSスポットが設置され始め、

今では17体もの妖怪ベンチが町中に配置されています。

これにより、観光客が町全体に循環する様になりました。

そして約一年半前には、

福崎駅のすぐ横に2階建ての駅前観光交流センターが建てられました。

コワーキングスペースなどのネット環境の充実、

展望テラスデッキやカフェや土産物販売、観光案内所が併設されています。

そして、大月で言う花咲くらい駅から離れた場所、

辻川公園近くに立派な観光交流センターが建てられたそうです。

コチラにはカフェや観光案内の他、

お土産だけじゃなく、自分用に欲しくなるオリジナルグッズも力を入れていました。

例えばカッパのプラモデル。

男の子ならついつい欲しくなっちゃうおもしろ土産ですね!

(もちろん持ってます。笑)

今では銅像にもなっている

全国妖怪造形コンテストの最優秀作品FRPモデルが約4~50体

ほど展示されています。

ぶっちゃけこれだけでも入場料をとっていいくらいの見応えのある内容でした。

そんな福崎町ですが

ガジロウ効果から始まり3年目にして1年間だけで観光客は20万人増えたそうです!

コロナ前までは、外国人観光客や、日本全国から妖怪ファンを中心に観光客が訪れていました。

町おこしって簡単にかんたんにできる物じゃないし、時間もお金もかかります。

そして住民が受け入れ、一緒に盛り上げる協力的な姿勢も大切ですね。

今までずっと反対していた福崎町の住民や地元企業も今では一丸となって町おこしを行なっています。

東京と富士山を繋ぐ我らの大月市。

「どうせなら楽しい活気のある街になって欲しい」

「今のままでいい」

「もっと便利になって欲しい」

「静かに暮らしたい」

人それぞれ、いろんな意見がありますが、

どうせなら

「大月市はこんなに魅力的で自然豊かな場所なんだ」

って皆に自慢したくなる場所になって欲しいですね!

自分の為、住民の為、訪れる人達の為、そしてこれからの次世代の為、

「あなたの思う理想の町おこしは何ですか?」

福崎町観光PR動画「観光PR」

<オマケ>

行政と住民が協力してこんな面白い映像を作っています。

クオリティの高い、美しい映像だけが正解じゃなく

そこにインパクトやユーモアがあってもいいですね。笑

福崎町PR動画「定住促進PR」