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【2026年1月17日 扇山の山林火災 最新情報】
大月市で続く山林火災、発生から9日目も延焼拡大
2026年1月8日に上野原市で発生し、大月市へと延焼が続いている扇山の山林火災は、発生から9日目を迎えた1月17日現在も、鎮火には至っていません。
乾燥した気象条件の影響で消火活動は難航しており、大月市では住民への避難指示が出されるなど、依然として予断を許さない状況が続いています。
本記事では、2026年1月17日時点の最新情報をまとめてお伝えします。
延焼状況|焼失面積は東京ドーム約72個分に拡大
火災は当初、上野原市側で発生しましたが、その後、山の西側に位置する大月市へと燃え広がりました。
1月16日午後6時時点での焼失面積は、約340ヘクタールに達しており、これは東京ドーム約72個分に相当します。
特に被害が大きいのは大月市側で、焼失面積の6割以上(約216ヘクタール)が集中しています。
JR大月駅や市役所周辺など、市の中心部からも白煙が確認される状況です。
一方、出火元である上野原市側は、現在は小康状態となっています。
焼失面積の推移
| 日時 | 焼失面積(合計) |
| 1月11日 | 約145ヘクタール |
| 1月13日 | 約162ヘクタール |
| 1月16日 正午 | 約250ヘクタール以上 |
| 1月16日 午後6時 | 約340ヘクタール |
※今回の火災は、山梨県内で戦後2番目の規模とされています。
避難状況|138世帯に避難指示、住民に広がる不安
火が住宅地へ接近したことを受け、大月市は1月16日午後4時15分、宮谷地区の138世帯・152人に対し、避難指示を発令しました。
一部地域では、住宅から200〜360メートルの距離まで火が迫る場面も確認されています。
避難所が開設され、16日午後7時20分時点で4世帯5人が避難しています。
住民の声
「家の中にいても、200メートルほど先の林がパチパチと燃える音が聞こえた。
家が燃えないか不安だが、消防を信じて避難したい」
(会社役員・70歳男性)
「昨日は山の上だった火が、今日は夕方には麓まで下りてきていた。
1日か2日で帰れるといいが…」
(70歳男性)
また、
「不安で夜は一睡もできない。いつでも避難できるよう準備している」
と語る住民もおり、長期化する火災が精神面にも大きな影響を与えています。
消火活動|自衛隊ヘリ9機が出動、長期化の様相
消火活動には、自衛隊・消防・警察が連携して対応しています。
大月市側では、自衛隊ヘリコプター9機による上空からの放水が続けられています。
しかし、乾燥注意報が発令されるなど降雨が期待できない状況が続き、
現時点で鎮火のめどは立っていません。
1月17日も引き続き消火活動が行われる予定で、上野原市側では地上部隊による消火が継続されています。
火災原因|火の不始末の可能性を調査中
今回の山林火災の原因は現在も調査中ですが、火の不始末の可能性が指摘されています。
出火直後の1月8日昼前、登山道沿いで、ほこらの隣に積まれていた廃材が燃えているのが確認され、そこから周囲の山林へ燃え広がったとみられています。
火災は、1月8日午前10時45分ごろ、「煙が見えている」という通報により発覚しました。
行政の対応|県が異例の注意 喚起
山梨県は1月16日、臨時記者会見を開き、県内すべての消防本部が出動態勢にあることを説明しました。
そのうえで、井上弘之副知事は次のように呼びかけています。
「別の山林火災が発生した場合、消防の運用がさらに厳しくなる。
山に入られる方は、くれぐれも火の取り扱いに注意してほしい」
県内の消防力が限界に近づいていることを示す、極めて重い警告です。
まとめ|鎮火の見通し立たず、引き続き最大限の注意を
発生から9日が経過した扇山の山林火災は、現在も大月市側を中心に延焼が続いており、鎮火の見通しは立っていません。
住民の不安な日々が続く中、現場では懸命な消火活動が行われています。
空気が乾燥する時期が続きます。私たち一人ひとりが、火の取り扱いに最大限の注意を払うことが求められています。
参考資料
- 朝日新聞デジタル(2026年1月16日)
- テレ朝news(2026年1月16日)
- 読売新聞オンライン(2026年1月17日)
- 日テレNEWS NNN(2026年1月9日)
- NHKニュース(2026年1月16日)
取材:ローカルディスタンス(ローカルアビリティーズ)
記事:大月ラボ


